日本有数の映画館運営会社であるユナイテッド・シネマ様はRoktのソリューションを活用し、顧客がウェブサイトでチケットを購入した直後に、予約完了画面上でその顧客にとって関連性の高い広告オファーを提示。ポジティブな顧客体験を保証しながらサイトを収益化することに成功しています。

今回は、ユナイテッド・シネマ株式会社 マーケティング本部 本部長 西村大介 氏に、Rokt導入の背景や、導入後の成果、お客様からの反応などについてインタビューをさせていただきました。

ーまずは自己紹介をお願いいたします。

ユナイテッド・シネマの西村大介と申します。

ユナイテッド・シネマのデジタルマーケティング全般およびグループ会社のローチケ・HMVの購買データを活用したマーケティング支援を担当しております。

ーユナイテッド・シネマ様にとってのECの位置づけや動向、またRokt Ecommerce導入の背景をお聞かせください。

オンラインチケットの販売を始めた当初は利用率が低く、オンラインで買われる方の割合は初年度で全体の2%ほどに過ぎなかったのですが、直近ですと30〜40%のお客様がご利用いただくようなとても大きなチャネルとなっております。

新型コロナウイルスの影響を大きく受け、これまでに無いような危機的状況の中、ある程度の売上の規模感を持って新規で収益となるような柱を作るために、Roktを導入いたしました。

ーユナイテッド・シネマ様の「広告事業」の取り組みについてお聞かせください。

広告の取り組みはとても重要だと思っております。特に、掛ける人数に対して得られる利益の大きさという点においても、例えば劇場であれば何百人もの従業員を雇い、家賃や光熱費など様々な経費がかかってくるのですが、広告の取り組みにおいては少ない従業員で大きな売り上げを生むことができます。ここがとても重視しているポイントです。

特にホームページ上の広告においては、グーグルのアドマネージャーを活用した運用を行っておりますので、SSPやヘッダービディングなど、様々な形のプロダクトを導入しております。

ーそれらの広告配信ツールと比較した、Roktの特徴やメリット・収益パフォーマンス評価についてお聞かせいただけますか?

Roktの特徴は、チケット購入後というタイミングで表示されるオリジナルなプロダクトである点と、他の配信とカニバらない点も非常に大きなポイントとなっていると思います。

買った方のデモグラだったり、買ったものに応じた・マッチした広告が表示されるという顧客体験を損なわないテクノロジーであるというところも、導入の決め手となりました。

様々なSSPなどを導入しておりますけども、RoktのeCPMというのはその中でも頭抜けて高く、バナー広告の何倍、場合によってはインストリームの動画広告と同じくらいの単価が出たりもしますので、そこがとてもメリットだなと感じております。

逆にデメリットは特に思いつきませんので、導入しない理由はないと考えております。

ユナイテッド・シネマのチケット申込完了画面で表示されるオファーの例
ーRoktの導入にあたり、懸念されたポイントはありましたか?

購入完了画面に表示されるということで、やはり購入番号や重要な情報が表示される画面ですので、ユーザーへの影響というのを懸念しておりました。

ですが、導入後に、広告が出ることに関するお客様からのそういったご意見というのは、ほどんどなく、というか一切なく、むしろ逆に購入したことが分かりやすくなったのではないか、という意見がでたことも想定外でした。

ーRoktとのパートナーシップについて(導入時、導入以後のサポート体制について)ご評価、ご意見をお聞かせください。

売上の規模感もそうですし、あとはeCPMの高さ、という面においても他社とは圧倒的な差があると感じております。

もう収益源としてなくてはならないパートナーがRoktだと考えております。

西村様、ありがとうございました!

No items found.