国内最大級のチケットエージェントであるぴあ様は、2021年よりRokt Ecommerceを導入し、ECサイト「チケットぴあ」でお客様がチケットのお申込を完了された瞬間、一人ひとりのお客様に対しパーソナライズされた広告を表示することで、付帯収益の創出を実現されています。
今回は、 ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社 執行役員 データマーケティング管掌 兼 ぴあ株式会社 DMS事業推進室 市川雅仁氏に、Rokt導入の背景や、導入後の成果、お客様からの反応などについてインタビューをさせていただきました。
ーRokt Ecommerceを導入された背景を教えてください。
チケットぴあとして、データマーケティング事業の強化は従来より重点課題となっていましたが、2020年のコロナ禍により主力事業であるチケット事業が大きく影響を受け、チケット事業以外の事業での収益軸の強化、新規事業の立ち上げが急務となりました。
以前から、Roktから「ECサイトのトランザクションの収益化」というソリューションについてご提案をいただいていましたが、それまで、弊社のECサイトにおけるトランザクションは「チケット売上の獲得」がほとんどでした。そんな中、それ以外にもチャンスがあるのではないかという機運が経営層も巻き込む形で急速に高まり、かなりのスピード感をもって導入に至りました。
ー実際にRokt Ecommerceを導入されて以降の成果についてお聞かせください。チケットの申込完了画面で外部広告を表示することで、直近では、eCPM6,500円以上という高い水準で広告収益を創出できていますが、この結果はどのように受け止められていますか?
私自身は、メディア運営にも関わる、いわゆるパブリッシャーの立場でもありますが、eCPMという観点でも、獲得出来ているポジティブクリック率に関しても、他のプロダクトとは一線を画すような、かなり高いパフォーマンスだと思っています。ある期間の平均ポジティブクリック率も7%以上で、社内でアドマネージャーを経験したことのあるメンバーも、にわかに信じがたい、というコメントでした。
Roktを通して年間に生み出せている収益を、チケット事業で達成しようと思うと、例えるならば海外の大物アーティストの公演を複数回取り扱う程度のインパクトがあります。それをRoktを導入するだけで実現できているのは、非常にありがたいと思っています。
最初からかなり高いレベルでスタートし、さらにどんどん高いレベルに向かっていっているため、期待値もかなり高くなっていますが(笑)、今の現状に満足せず、追求し続けたいと思っています。
ーRoktとしても、さらに優れたパフォーマンスをご提供できるよう尽力して参ります!
一方で、広告主様にとっては、ぴあ様をはじめとしたECサイトの購入完了画面で構築されるRoktのアドネットワークはどのような魅力があるとお考えになりますでしょうか?
まずひとつは、申込完了・購入完了のタイミングなので、正確性の高いユーザーデータを求めている方であれば非常におすすめできると思っています。何より、コストパフォーマンスが非常に高いです。

また、昨今懸念されるアドフラウド(不正広告)に対しても、そもそもECサイトで商品を確実に購入したばかりのユーザーに対してでないと出ない広告ですので、極めてリスクが低いという点で、安全・安心な広告が出せるというのも魅力ではないでしょうか。
ーRokt Ecommerceを導入以降、チケットぴあのユーザー様から何か反応はありましたか?
正直、どのようなお声が届くのか、導入してみないと分からず、心配はしておりました。ただ、いざ導入してみると、ネガティブなお問い合わせはほとんど無く、逆に「あの広告を見逃してしまったので、もう一度見たいんですが…」というようなお問い合わせが複数件にわたって届いています。私も広告ビジネスに関わっている中で、そのようなお問い合わせを受けたことはなかったので、嬉しさもあり、広告を通してこういったユーザーの反応を起こせるんだ、という気づきは非常に新鮮でした。
ーRoktチームのサポート体制はいかがでしょうか?また、今後Roktに期待されることがあれば教えて下さい。
導入後も毎月、定例でミーティングをさせていただいていますが、A/Bテストのご提案や、様々な改善案をとても積極的にご提案頂いており、それらの施策を通してより高いeCPM、収益を実現することができています。その部分に関して、非常に満足しております。
私自身、広告だけではなくデータビジネスもやっておりますので、より緊密なパートナーシップを通して、今後データビジネスによりドライブをかけていただけるようなアライアンス、共同での取り組みを進めていければと思っております。
市川様、ありがとうございました!
