スポーツ関連の小売を中心に、多角的な事業展開を行うゼビオは、自社ECの顧客データを活用したリテールメディアを確立させ、サイトの収益性向上をするというビジョンを実現のため、Roktとパートナーシップを締結しました。
ゼビオでは、2023年12月から、幅広いスポーツ用品を取り扱う「SUPER SPORTS XEBIO」、ゴルフの専門店「Victoria Golf」、アウトドア用品専門の「Victoria L-Breath」、マリン・ウィンタースポーツを展開する 「Victoria Surf&Snow」の4つのECサイトでRokt Thanksの導入を開始し、安定的な広告収益を創出しています。
今回は、ゼビオコミュニケーションネットワークス株式会社 スポーツポイント運営部次長 坂紀子氏に、Rokt導入の背景や、導入後の成果、今後の展望などについてインタビューをさせていただきました。
ーまずは自己紹介をお願いします。
ゼビオコミュニケーションネットワーク株式会社の坂紀子です。
ーゼビオ様はオンライン戦略の推進を、ECモール、そして自社ECサイトの両方で行っています。ECモール出店と比較した時の自社ECサイトの重要性について教えてください。
ECモールでは様々な取引がありますが、個人情報を含めたデータを取ることができず、モール出店料などの経費も発生します。我々が事業を継続し、質の高いサービスをお客様に提供し続けることを目指すために、自社ECの収益性を非常に重要視しています。特に今後は自社ECで得られるデータの活用によって、物販でより効率的な利益を上げていく構造を作ること、そして物販以外で収益を上げるチャレンジ、つまりリテールメディア領域の開拓に注力していきます。
ーRokt導入の決め手になった理由を教えてください。
リテールメディアソリューションを探していたところ、購入完了ページに広告表示をするRokt Thanksをご紹介頂きました。導入の決め手となった理由は3点あります。まず1点目として、離脱やブランドロイヤルティへの影響が少ないと予想されたことです。Roktさんのプレイスメントは購入完了ページだけですので、お客様が購入に至るまでのトップページや商品一覧ページ、商品の詳細ページに広告が出て、コンバージョン導線が阻害されるリスクがありません。
2点目は、自社で広告主を探す必要がないことです。私自身がリテールメディアの企画に携わっているからこそ、この点については実感しています。実際に広告商品を企画・販売し、その商品のプレイスメントを制作・開発・実装し、広告を運用し、クライアント様にレポートするまで、Roktを導入しない場合は全て自社で対応する必要があります。
3点目は導入ハードルの低さです。原則的にはタグを設置するだけで、すぐに広告の配信ができるのは非常に良かった点です。
こういった一連の工程をRoktのプロダクトですべて網羅できることが、導入の決断において極めて大きな安心材料となりました。

ー購入の瞬間の価値について、どのように感じていますか。
「購入の瞬間」は、実際にお客様が迷っていたものを思い切って購入した、最も興奮している瞬間です。そのモーメントをしっかりと捉えることで、我々ゼビオのことを好きになってもらったり、次のお買い物のきっかけを創造できる瞬間でもあります。いかに継続的にお客様になって頂けるかどうかを決めるのが購入完了ページなので、UI、UX、そして全体のCXの設計が重要だと感じています。
ー導入後のご感想をお聞かせ頂けますでしょうか。
3ヶ月で広告の効果が安定した点が素晴らしいです。実際に私自身が過去広告運用に携わったときに、効果が安定するまでに9ヶ月かかりました。AIを活用する広告プロダクトというのは不安定であると考えていましたが、Roktの場合は導入してからほぼ想定通りのeCPMが担保できた上に、クリック率は想定よりも1〜2%高く出て、さらに3ヶ月ほどでパフォーマンスが安定し、その後継続しているという点には非常に驚きました。さらに、これからのパフォーマンスの伸びしろにも期待しています。
ーEC事業者様にメッセージをお願いします。
Roktは導入ハードルが低く、広告主やセキュリティー面での安全性が確保されており、プレイスメントが購入完了ページに限定されていることで、自社ECサイトの売上と付帯収益の創出を両立できる点がメリットです。皆様のウェブサイトにも眠ってる価値があるかもしれません。是非Roktを導入し、その価値を測ってみてはいかがでしょうか。
坂様、ありがとうございました!
