株式会社NTTドコモではEC事業のさらなる収益性向上に向け、広告事業を新たな成長戦略として位置づけ、購入完了ページを収益化するソリューション、Rokt Thanksを導入しました。
今回は、NTTドコモ コンシューマサービスカンパニー コンテンツサービス部 コマース室 主査 木村明 氏に、導入の背景や決め手、導入後の成果、そして今後の展望についてお話を伺いました。
ーまずは、dショッピングの事業について教えてください。
dショッピングは、月間4,000万PVを超えるマーケットプレイス型のECサイトです。食品・家電など、さまざまなジャンルの商品を取り扱っており、年110%の成長を続けています。
また、購入ユーザーの70%以上がdカードで決済しており、ドコモ経済圏において欠かせないECサービスへと成長しています。
ーEC事業の収益性向上に向けた戦略について教えてください。
我々には複数の成長戦略がありますが、その中で新たに広告事業を立ち上げました。
背景として、EC事業は年々成長を続けている一方で、前年度以上の成長を維持する難易度は高まっています。そこで、広告事業によって得た利益を本業へ再投資し、サービス向上や販促強化につなげることで、持続的な成長を実現したいと考えています。
ーRoktを選んだ決め手は何でしたか。
大きく3つあります。
1つ目は、お客さまの購買導線上に広告が表示されないという点です。
dショッピングには多くの店舗さまにご出店いただいています。そのため、購買途中に外部企業の広告を表示することは避けたいと考えていました。
その点、Rokt Thanksのオファーは購入完了画面にのみ表示されます。お客さまの購買体験を阻害しないという点で、我々の考え方と合致しました。

2つ目は、ブランド価値を毀損しないという点です。
docomoには「安心・安全」というブランドイメージがあります。
Roktでは掲載されるオファーを事前に把握・管理できるだけでなく、お客さまにメリットのある“ベネフィット型の広告”が中心となっています。
単なる広告掲載ではなく、お客さまに価値ある情報を届けることで、dショッピング自体のメディア価値や満足度向上にもつながると感じました。
3つ目は、導入のしやすさです。
通常、外部のリテールメディアを導入する場合、SSPやDSPなど複雑な仕組みが必要になり、運用負荷も高くなります。
その点、RoktはSDKタグを実装するだけで導入でき、大規模なシステム開発が不要でした。この手軽さは、導入を決断する上で非常に大きなポイントでした。
ーRokt導入前、社内ではどのような反応がありましたか。また、導入後の成果についても教えてください。
もともとdショッピングでは、購入完了画面において特別な接客を行っておらず、価値を生んでいない状態でした。
そのため、Roktを導入して購入完了ページをメディア化・収益化すること自体には、一定の理解が得られると考えていました。
しかし実際には、購入完了画面に外部企業の広告を表示して本当に大丈夫なのかという不安の声も多くありました。
具体的には、お客さまが不快に感じるのではないか、競合サービスへ流出してしまうのではないか、といった懸念です。
しかし、Rokt導入後はそうした懸念が払拭されました。
まず、Rokt経由の広告に関するクレームは1件も発生していません。また、導入前に懸念していた競合への流出についても、実際にはほとんど起きませんでした。
そして、最も大きかったのは収益性です。
eCPMは2万円を超え、通常の広告施策と比較して数十倍〜数百倍という非常に高い効果を得ることができました。
社内でも非常に評価が高く、新たな広告収益モデルとして大きな可能性を感じています。

ー今後のRoktとの取り組みについて教えてください。
現在のRokt施策は非常に高い成果が出ていますが、今後もRoktと一緒にさらなる改善を進めていきたいです。
また、将来的にはdショッピングの出店店舗向けに、dショッピングに最適化された商品情報を自動連携できる仕組みなども検討しています。
単なる広告事業だけでなく、EC運営そのものを含めて、より深い連携ができる可能性を感じています。
ー最後に、Rokt導入を検討されている方へメッセージをお願いします。
購入完了ページは、これまで価値を生み出せていないケースも多いと思います。
しかしRoktを活用することで、ユーザー体験を損なうことなく、新たな収益源へと変えることができます。
特に、ブランド価値を重視する企業にとって、安心して導入できる点は非常に大きいと思います。
導入負荷も低く、高い収益性も期待できるため、新たな広告事業やリテールメディアを検討している企業にとって、有力な選択肢になるのではないでしょうか。
木村様、ありがとうございました!





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